2016年7月20日水曜日

西洋更紗トワル・ド・ジュイ展@Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)


7月18日(月)はもーりーさんと二人で、渋谷の東急Bunkamuramura ザ・ミュージアムに【西洋更紗ドワル・ド・ジュイ展】を見に行ってきました。

今年から放送大学の全科履修生になったので、学生証を提示すると学割が使えるようになりました。嬉しい。実際に使うのは初めてでしたが、ちゃんと大学生料金のチケットを買うことができましたよ~。一般に比べて400円もお安くなっちゃう!

今回の展覧会はもちろんもともとの興味もありますが、試験直前にでも見に行ったのは履修中の科目に大いに関係のあるテーマの展示だったからなのです。

自分が実際に利用してみてあらためて、学割の意義ってこういうことなのか~と実感。勉強やリサーチに関わるものを、どんどん見たり体験したりできるようにってことなのでしょうね。ありがたいです。

展覧会は7月31日まで。ご興味ある方まだまだ間に合います。公式サイトはこちら → http://toiledejouy.jp/



しっかり図録も買ってきました。こちらは2200円也。

放送大学の『ヨーロッパの歴史II 植物からみるヨーロッパの歴史』の第13章「植物とデザイン」には、インドから輸入されて一大ブームを巻き起こしたキャラコが取り上げられています。フラワープリントの綿布です。この【西洋更紗トワル・ド・ジュイ展】は、まさにど真ん中な内容の展覧会でした。見に行ってきてよかった~!

教科書や放送授業ではおもにイギリスの例が取り上げられていましたが、トワル・ド・ジュイは18世紀のフランス製更紗のメーカーです。フランスでのコットンプリントの人気の様子もイギリスのそれに非常に近い状況だったのだとよく分かり、大変興味深かったです。禁止令の出たことも同じ!(笑)

また、それ以前にオランダ東インド会社から日本に入ってきていた似たような綿布の展示などもありました。日本ではお茶道具用の仕覆に仕立てる等して使用していたようです。長崎で輸入品の鑑定に使われたという端切れを貼った見本帳なども展示されていました。豆本みたいな細かい技のものや仕覆の縫いの丁寧さなども見られ、日本らしさも味わえて面白かったです。

19世紀以降の影響を表す展示には、イギリスのウィリアム・モリスも取り上げられていました。

ついでに関連の展示として、以前見逃してしまっていた展覧会の展示の一部も見ることができて嬉しかったです。バンクス展の時のボタニカル・アートが数枚展示されていました。主にバンクシア。トワル・ド・ジュイのモチーフにもなっていたので、そのつながりというわけです。

バンクス展の図録は、『ヨーロッパの歴史II』で草光先生が紹介なさっていたのを昨年見て、Bunkamura ザ・ミュージアムの通販で入手しました。(これです → https://dolcevita-sana.blogspot.jp/2015/12/blog-post_16.html )


展示目録と貸し出し用の鉛筆も用意されていたので、メモを取りながら見ましたよ~。

プラントハンターたちの活躍によって外国の植物がどんどんヨーロッパに入ってきていたこの時代、コットンプリントのモチーフにもそれが表れていたのがとても面白かったです。

パイナリーというパイナップル用の温室まで作っていたほどパイナップルに熱を上げていた貴族たちの話が授業にありましたが、本当にパイナップルがデザインのモチーフに1度ならずと登場していました。また、世界初のバブルと言われるほどの狂乱をオランダに巻き起こしたチューリップも、当時ものすごい価格で取引されたという「斑入り」の花がトワル・ド・ジュイのモチーフとしても描かれていました。

それから、人気ナンバーワンだった更紗にグッドハーブスというシリーズがあったそうですが、他のと違ってそれだけなぜか地の色が濃紺というか黒というか暗い色。ははぁ、なるほど。キャラコの人気は上流階級だけでなく、イギリスなどでは農家の女性も着ていたと授業で紹介されていましたから、地色の暗めの更紗というのは、きっと汚れが目立たないように作られたのかも。それで実用的だというのもあって人気だったのじゃないかしらん?…などと想像をしてみたり。

だって、マリーアントワネットも更紗を好んだと言われているようですが、王侯貴族の人々ならデザインは特注の一点ものとかが普通でしたでしょうし、金彩の使われているようなのはやはり地色も白が多かったように思います。

とまぁ、こんな具合で、見ながら思いついたあれこれの断片をメモしつつの鑑賞でした。それほど会場が混んでいなかったのも、ゆっくりと見られてよかったです。

こういうのを見ると手芸欲がうずうずしますが、それも翌日しっかりと満たしました(笑)。

そのお話はまた明日。



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